プロフィール
後藤輝基(ごとう てるもと)さんは1974年6月18日生まれ、大阪府大阪市出身のツッコミ芸人です。お笑いコンビ「フットボールアワー」の右側として知られ、170 cmというスリムな体形とキレのあるツッコミでファンを魅了し続けています。吉本興業所属で、趣味はサバゲーとギター。NSC大阪校14期生として1994年に芸人の道へ入りました。
コンビ結成からM-1優勝までの軌跡
1999年、NSC同期の岩尾望さんと「フットボールアワー」を結成します。結成4年目の2003年には漫才日本一決定戦「M-1グランプリ」で優勝を果たし、一気に全国区の人気者になりました。この快挙は当時約1,900組がエントリーする激戦を制したもので、後藤さんの卓越したツッコミセンスが高く評価された瞬間でもあります。
“たとえツッコミ”が生む爆発力
後藤さん最大の武器は、「まるで○○のようだ」と瞬時に具体的な例えを入れる“たとえツッコミ”です。このスタイルは観客に鮮明な情景を想像させることで笑いを増幅し、劇場でもテレビでも強烈な印象を残します。M-1制覇以降、バラエティ番組で重宝される理由の一つがこの比喩力にあります。
司会・MCとしての評価
後藤さんはツッコミだけでなく、進行力の高さでも頭角を現しました。「行列のできる相談所」をはじめ、「今夜くらべてみました」「ウチのガヤがすみません!」など多くの番組でMCを担当し、瞬発力とまとめ力を兼ね備えた“安心して任せられる司会者”として認知されています。さらに大型特番でもメインMCに抜てきされ、持ち前の回転の速さで番組を盛り上げています。
栄光の裏にあった停滞と再挑戦
華々しいMCキャリアの一方で、近年はレギュラー番組が減少し“低空飛行”と報じられることもあります。2025年にはトーク番組で、M-1優勝後もしばらく不遇の時期があったこと、現在も“再ブレイク”を狙って新たな挑戦を続けていることを赤裸々に語りました。芸人として「面白さ」で立ち返る覚悟を固めた後藤さんの姿勢は、多くの同業者からも注目されています。
プライベートと人柄
家庭では2013年に一般女性と結婚し、現在は2児の父。家族との時間を大切にしつつ、趣味のギターでは長渕剛さんの曲をコピーするほどの“弾き語り好き”としても知られています。休日はサバゲーで汗を流すなど多趣味で、芸人仲間とも幅広く交流する温かな人柄が愛されています。
まとめ
後藤輝基さんは、卓越した“たとえツッコミ”と柔軟な司会術で長年第一線に立ち続けてきました。番組改編で試練に直面しても自らの漫才とトークを磨き直し、再び新境地を開こうとする姿勢は、多くのファンに勇気と笑いを届けています。今後も「フットボールアワー後藤」の新たな活躍から目が離せません。
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